飼育水は水道水をハイポで中和したものでOKです。余計な水質調整剤は不要です。
使うなら4in1かアクアセイフを若干薄めに。コチョウザメ飼育と書いていますがチョウザメ類全般に共通します

水温は6~26度(26~27度は短時間のみ) 通常15~25度の範囲で育てて下さい。温度帯の違う熱帯魚と混浴とか絶対に止めてください。

一番快適な温度は18~22度です。

日本で飼育するなら凍らない限り冬場のヒーターは必要ありません。
12度以下の低水温ではあまり動かなくなります。

※熱帯魚との混浴は絶対にお勧めしません。25度以下でも短命になります。常に25度というのは人で言えば一年中猛暑と言う環境です。飼育者の身勝手で生物を飼うのは止めてください。殺すのと同等です! ご理解頂けましたか?

飼育水質 飼育範囲

弱酸性から弱アルカリPH6~8 コチョウザメの場合は出来ればPH6.0~7.5が理想

※これらは水道水の水質で適正PHが変化します。上富良野の時はPH7以上が調子が良かったのですが札幌の水質ではPH6位が調子が良いようです。逆にPH7を超えると餌を食べなくなります。いろいろ試して適正PHを早く掴んで下さい。

総硬度(CaCO3) 50~400ppm 酸素 6mg/L アンモニウム(NH3) 0.01mg/L以下

亜硝酸(NO2) 0.1mg/L以下 硝酸塩(NO3) 100mg/L以下

亜硝酸には特に弱い魚です。新規水槽で立ち上げた場合濾過の立ち上がる課程である3週間~1ヶ月位に訪れる亜硝酸のピークには耐えれません。既に立ち上がった水槽の濾材を移植するなどで対処できない場合はこの期間は毎日8~9割の水替えが必要になります。毎日朝晩亜硝酸試薬で確認してこの濃度を超えないようにしないと簡単に死んでしまいます。

チョウザメを飼育するためには最低限、PH計測器亜硝酸試薬は購入しましょう。厳しい事を繰り返しましたが購入しないなら飼う資格はありません。

濾過材にサンゴ砂を少量混ぜて下さい。様子を見てサンゴ砂の量を加減。
※サンゴ砂は市販の物をそのまま濾過器に入れるような事はしないで下さい。
必ず水道水で良く洗い、煮沸消毒5分を行ってから使いましょう。

大型肉食魚で沢山餌を食べ多量のフンをするので強力な濾過装置が必要に成ります。その意味ではオーバーフロー水槽が良いと思われますが、きっちりとメンテナンスしなければ逆に硝酸塩工場に成りかねないので注意が必要です。最低限ウールボックスの洗浄は欠かさずに。

メンテナンス性を考えたら外部フィルター+上部濾過なんて組み合わせが良いかもしれません。外部フィルターは生物濾過に専念させて吸水口にはスポンジプレフィルターを付けてゴミを吸込まないようにさせるのが良いでしょう。上部濾過は物理濾過に徹する。汚れも目で見えるしメンテナンスも楽ですから。

濾過は1台では無く安全の意味で2台以上に分散させる事をお勧めします。1台ですと万一故障したりしたら対処不能です。
私の場合3台の外部濾過を稼働させて停電時の為に無停電電源を導入しています。高い溶存酸素が必要なチョウザメの飼育者にとって停電は恐怖ですから。

繰り返しますがチョウザメ類は高い溶存酸素を要求しますのでエアレーションは強めにして下さい。特に水温の高くなる夏場は酸素の溶ける絶対量が物理的に減りますので注意が必要です。
溶存酸素が4㎎/1以下だと酸欠状態で体調を崩し、餌食いが悪くなります。2㎎/1が限界値です。

私の飼育写真を見て頂けると解ると思いますが、飼育水が気泡まみれになる位強力にエアレーションしています。

健康に飼育するにはこれでもかと言う位のエアレーションとある程度の水流を付けてやる必要があります。水に流れが無いと酸素が溶け込みませんし、泳ぎ回らないでも水流でエラに水を入れてあげる事も大切です。

稚魚の場合水流が無いと方向性を失いきりもみ状態みたいな泳ぎしか出来なくなる場合があります。稚魚飼育には必ず少し強めと思われる程度の水流を付けて下さい。浮袋の機能障害を起こし転覆病の原因にも成りますし、餌も食べなくなり衰弱してしまいます。

水槽は稚魚から飼う時は90cm×45cm×45cm以上の物を。その後は成長に合わせて出来る限り大きい方が幸せです。

最終的には2m以上の円形水槽を、最低でも2mの円形水槽もしくは240cm×150cm×60cm以上の水槽を用意してあげて下さい。現在は2m×3mの水槽で飼育しています。最終的はこの大きさでギリギリという感じがします。数年後約1メートルに成る魚ですので考えればわかりますよね。

バクテリア類は 使うなら管理が多少でも楽になるアクアリフトがお勧め。
それ以外は使わない方が良いです。

特にB4バクテリアは相性が悪く使わないで下さい。
非常に効果のあるバクテリアなのでチョウザメ水槽の管理を少しでも楽にと思って導入したところ大変な事に成ってしまいました(^0^;) 餌が食べれなくなってしまったのです。

B4バクテリアはチョウザメとって生命線と言えるヒゲの機能を阻害し餌を拾えなくしてしまうみたいです。絶対に使わないで下さい。

水替え頻度。週1~2回 1/2~4/5水替 PH6以下になれば即時水替
水温の急変には大変弱く体調を崩しますので水替時の水温合わせはデジタル水温計を使って正確に合わせて下さい。
水替終了時の温度差が開始時と1度以下になる様に慎重に水温を合わせて下さい。

水替時新水はゆっくりと10リットル/分程度で入れて下さい。コチョウザメは水質の変化には
強い方ですが急激に水質を変える事は生体に負担が掛りますので避けましょう。

特にPHの変化は1以内に。それ以上の変化があると推測される時は2回に分けて水替えしましょう。
水の汚れが酷いときも同様です→浸透圧の急変。

飼育で最も気をつけなければならないのは夏場の水温です。通常飼育では25度を超えないように出来れば24度以下に調節出来れば万全です。
大型の水槽用のクーラーは絶対に必要な設備です。無ければエアコンを24時間かけた部屋で飼育出来るなら問題はありませんが。私の家では水温はエアコン管理です。

28度以上が続くと命が危ないです。コチョウザメはベステルなどの他の種類より高温には弱いようです。

池等で飼育される場合も、地下水掛け流し等で25度以下の水温が維持出来ないようでは厳しいです。ベステルよりは遙かに高温には弱いです。

水温管理が出来ないのであれば飼う魚ではありませんので飼育は諦めて下さい。厳しい事を言いますが、飼っても殺すだけですから。

飼育水温15~23度 理想は18~22度 年間通して同じ水温ではなく夏場は24度以下で
秋から22度 冬場は18度前後と変化を付けてあげるといいです。

飼育はベアタンクが掃除もしやすくベストです。底砂などはチョウザメにとって餌を食べにくくするだけでメリットはありません。
水族館並みに巨大な水槽ならともかく、レイアウトなんてもってのほかで泳ぎを阻害し、怪我をさせる元に成りかねません。かわいそうなので自己満足で飼育しないで下さい。

チョウザメ類はアンモニアや特に亜硝酸は大敵です。新規水槽で初めて飼うなど無謀な事は止めて下さい。

必ず立ち上がった水槽で飼育して下さい。

オーバーフロー水槽でも水替えは頻繁にして上げて下さい。俗に言うこなれた水より新水を好みます。
余裕があれば新水垂れ流しシステムを用意して上げると良いでしょう。

大きく成ると大量に餌を食べ大量の糞をして水を汚します。相当な水量が無いと水質管理が難しいです。

1トン以上の水量でも一回のフンで汚れます(^0^;)

オーバーフロー濾過槽+圧力濾過装置+自動新水水替システムがお勧めです。

基本的に循環水飼育では水質管理が厳しい事を覚悟して下さい。

自然界ではアンモニアや亜硝酸・硝酸塩などは殆ど0です。殆ど無害と言われる硝酸塩でも検出されることは好ましい事ではありません。

餌としては養殖で使われているマスの餌が最適です。口が大きいですが喉が狭いので小さめの餌を与えて下さい。肉食魚ですので与える餌は粗たんぱくが45%以上の物を与えて下さい。現在は業務用水産飼料のおとひめEP2を与えています。水に溶けにくく水質を悪化させないので使い勝手が良いのですが匂いがしないと食べないので10分過ぎた餌は食べないので取り除いて下さい。

但し、稚魚にはこの餌は堅すぎですのでマス用のスクランブル飼料を与えて下さい。単独では栄養バランスが悪くなるのでキョーリンの冷凍クリーン赤虫も与えています。

餌は冷凍赤虫等を好みますが、早めに配合飼料に餌づける事が大切です。赤虫しか食べた無くなる可能性も有りますので特にご注意下さい。私の家の一番小さなチョウザメがまさにそれで赤虫以外食べずに苦労しています。

フンや残餌は必ず取り除いて下さい。良く食べ大量にフンをするので放置すると直ぐに水質が悪化します。棒にエアーホースを付けたものでサイホン効果を利用して吸い出すのが楽で綺麗になります。

ヒゲを使ってに匂いで餌を探すので時間が経った餌は食べません。

フイッシュレット等を使う方法もありますが、毎日掃除してあげて下さい。放置すると結局水に溶け出し水質悪化を招きます。結果硝酸塩濃度が上がりPHが下がります。

私はフンをしたら即取り除いています。手間が掛りますがw

チョウザメはとても温和しく、多少神経質な魚ですのでチョウザメ以外の魚との混浴はお勧めできません。可能な魚は鯉位でしょうか。

最後に、チョウザメ飼育は水温と水質の管理が要です。市販の水温計は±2度位誤差のある物が存在しますので信頼性の有るものを使いましょう。安全の為24度以下で管理する事をお勧め致します。

ざっと、コチョウザメ飼育のポイントをサマリー的にまとめてみましたが、追って個々に詳しく書いていきたいと思います。