チョウザメ飼育 準備編 水槽の立上げ
水槽を立上げるには1ヶ月~1月半程時間が掛りますので、魚を飼育しようと思ったら早めに水槽等を
用意して準備をして下さい。(既に生物濾過が立ち上がっている大きな水槽とか広い池などで飼育される方はこれ以下は必要ありませんので読み飛ばして下さい)
水槽を用意しフィルター類をセットしたら、水道水を入れて数日フィルターやエアレーションの
スイッチを入れて回しカルキを抜きます。2日位で水道水の塩素は完全に抜けるはずです。
その際、ガラス蓋等は外して置きます。そうする事によって空気中の硝化バクテリア等が
入りやすくなります。
既に魚を飼われており立ち上がった水槽をお持ちの場合、その飼育水・濾過材を入れて上げる事により水槽の立上げが
格段に早くなります。一週間~10日程で立ち上がります。
水槽立上げにはパイロットフイッシュを使う方法と、使わないフイッシュレス立上げがあります。
それぞれ利点がありますので、ご自身に合った方法で行って下さい。
何故立上げが必要なのか?魚は大量のアンモニアを呼吸と共にエラから発散します。このアンモニアは
魚にとって少しの量で魚の命を奪ってしまう猛毒です。従って水槽内から取除く(水替)か低毒性のものに分解する必要があります。また残餌やフンなども水を汚します。
自然界では色々なバクテリアが水を浄化しています。この作用を水槽内に構築するのが立上げです。
チョウザメはアンモニアに弱い事はもちろん、バクテリアの分解過程で出来る亜硝酸にも非常に弱いのです。
従って立上げ無しでいきなり水槽で飼うと、約3週間から一月後に現れる亜硝酸のピークで間違い無く命を落としてしまいます。普通の魚だと大丈夫な事が多いのですがチョウザメは大変デリケートなのです。
飼い始めても大抵一月持たないで☆にしている事例が多いのはこの理由によるものです。
詳しく説明していたら、それだけで一つのHPが出来てしまう位複雑です。趣旨から外れますので
割愛します。興味のある方はこちらを参考にして下さい。
強い水 http://www.fujigoko.tv/aqua/howto/how2.html
ここでは市販のアンモニア水を使ったフイッシュレスサイクリング法を紹介します。
まず必要な物をそろえて下さい。
市販の日本薬局方アンモニア水 100mlの物で十分です。
アンモニア検査試薬 セラ (sera) NH4/NH3(アンモニア)テスト等
硝酸塩検査試薬 それぞれリンクを張っておきますのでチョウザメを飼育しようという方は必ず購入して下さい。そんなの買いたくない・もったいないなどという方はチョウザメの飼育自体を諦めて下さい!
チョウザメの飼育には経験や勘なとは全く通用しません!特に水槽の立ち上げは生物濾過という仕組みを水槽に構築する科学です。科学には検査試薬は不可欠なのです。 特にアクア関係のベテランの方は何かと経験や勘に頼ろうとしますが、そういう方は殆ど飼育2ヶ月以外に★にしています。SNSなどで★にした経緯を計り知れない数を見てきています。チョウザメを飼育しようと考えた時点でケチ臭いこといっていたらこの先おそらく数十万~数百万の投資が必要になって来るチョウザメの飼育なんて到底無理な話ですから。
デジタル式PH計(ここでは無くても良いですが飼育段階で必ず必要に成ります)
既に魚を飼育していて完全に立ち上がった水槽をお持ちの方はその濾材一握り程度。
市販バクテリア剤 B4以外の安い奴でOK。PSBでも良いです。
水槽をセットし濾過を2日ほど回してカルキが抜けたら、立ち上がった水槽の濾材を一握り程度を
新しい水槽の濾過装置にセットして下さい。合わせて立ち上がった飼育水を手桶で3杯程度入れて
下さい。
無い方はバクテリアを規定量投入。PH計お持ちの方は計測して毎日メモしていって下さい。
アンモニア水を2.5~5mg/lに成るように投入。90cm水槽の場合3~5cc位の量に成ると思います。
市販のアンモニア検査薬を用いて濃度を確認して下さい。
その後、毎日アンモニアと亜硝酸の濃度検査を行いながら立ち上げてゆきます。
翌日からアンモニアの検査をして濃度が減っている場合は追加でアンモニア水を添加します。
一定の濃度を維持するように勤めて下さい。一日 1~2cc 位の追加添加。
アンモニア・亜硝酸・硝酸塩の濃度やPHは毎日の変化をメモとして残しておいて下さい。
3日もすると亜硝酸が検出されてくると思います。その後、亜硝酸が真っ赤になる程反応
してきたらアンモニアの添加を一時中断します。その頃から今度は硝酸塩の検査を始めて下さい。
硝酸塩が検出されてきたら、立上げは最終段階です。
硝酸塩が増えてくるとPHが下がってくるのが解ると思います。
アンモニアの添加を再開して下さい。アンモニアと亜硝酸濃度のバランスを見ながら毎日少量
添加1cc程度を続けます。アンモニアの濃度は毎日下がってくると思います。
スタートして15日位するとある日を境に突然亜硝酸の濃度が下がってくると思います。
数日で亜硝酸が殆ど検出されなく成りますのでその段階で水槽の硝化サイクルが出来上がり、
一時的な立上げが出来た事になります。アンモニアの数値もゼロに成っている事を確認して下さい。
ただし、この段階では最低限殺さずに魚を飼う事が出来るように成っただけですので立ち上がった
と言える段階ではありません。
まだ、単にアンモニア・亜硝酸による魚の中毒死を避けられる硝化サイクルの一部が
出来た状態に成ったに過ぎません。
完全な立上げを望む方はこの段階で2/3程度の水替えをして数匹の魚を入れて一月程通常飼育を
続けて下さい。
フイッシュレスで続行する場合は1/3程度水替えをして魚の餌を1つまみ程投入してアンモニア水
の添加を一月位続けて下さい。万一魚の餌がカビた場合即取り除いて下さい。餌が溶けて無く成っ
たら時々餌を1つまみ入れて下さい。PSBお持ちの方はこの段階で再度入れて下さい。
魚も居ないのに餌?不思議に思うかも知れませんが、これは濾過に必要な餌やフンを分解する
バクテリアを増殖させるためです。そして濾過バクテリアを濾材に定着させるバクテリアコロニー
を作るためでもあります。
亜硝酸の検査は数日毎で良いからゼロに成っているのを確認しながら進めて下さい。
硝酸塩は1週間程度の間隔で検査して下さい。
硝酸塩が濃くなり過ぎていたら(20mg/l超え)水替えを1/3程度行います。
アンモニア水によるフイッシュレスサイクリング法のご参考に
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n219558
http://ameblo.jp/love-gsp0422/entry-11278829682.html
http://aquahold.sblo.jp/article/47870945.html
そのまま一月から1月半もすると安心して魚を飼う事が出来る水槽に成る事と思います。





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